第10話 行列のできる「行」「列」相談所
今日も研究室でプログラムを組んでいたんですが、
とにかく配列の「行」と「列」が覚えられないこと、覚えられないこと。
正直なところ、あまりそこら辺を理解してなくても、
まあなんとかなってしまうんですけど。
「行」「列」の覚え方として有名なのは、
「行には横に2本線、列には縦に2本線あるから、行が横、列は縦」
でしょう。
「でもね!」と。
「もっとよく見てくれ!」と。
「行にも2本の縦線、列にも2本の横線があるやないですか!」と。
と言うわけで、今回はもっと本質的な覚え方が無いか模索してみようと思います。
そもそも「行」の向きがややこしくなってしまう原因は、
日本語の文章は横向きにも縦向きにも書かれ得て、
どちらの文字の並びでも「行」と言って数えてしまうことにあるのではないか、
とふと思いました。
そこで思いついたのがこちら。
覚え方①
「プログラムを書く時、横方向に文字が続くから『行は横』」
これは日本語でも横書きだと横の文字の並びを「行」と言うことを応用してみました。
個人的には割とスッキリしてると思ったのですが、1つ欠点が。
「縦書きのプログラミング言語があればどうするんだ」
現状、僕の知識不足なだけかもしれませんが、
縦書きのプログラミング言語は知りません。
しかし、あるかもしれないし、これから出来るかもしれない。
と言うことは、これは「本質」とは言い切れなさそうです。
なお覚え方①‘として、
「英文を書く時、横方向に文字が続くから『行は横』」
と思ったのですが、これも「日本語で書くプログラミング言語」のことを考えて却下になりました。
新たな覚え方を考える際に、
そもそも「行」「列」の意味はなんぞや?と調べてみると、
面白い事実が。
覚え方②
「中国語では一般に横に並ぶものを‘列’、縦に並ぶものを‘行’と言うので、
縦向きが列、横向きが行」
ほええ、なるほど。大学では中国語選択でしたが知りませんでした。
「横」向きのものは「縦」に並ぶ事が多いし、行。
「縦」向きのものは「横」に並ぶ事が多いし、列。
そう考えれば、結構わかりやすいですね!
流石漢字の起源、中国。
とはいえ、やはりこの覚え方も完璧かといえばそうではないでしょう。
別に、横向きのものは横に並べても良いし、
縦向きのものを縦に並べても、なんら問題ない。
というか縦横混ざりすぎだし、
そもそも「中国語の一般論」を間違えて覚える可能性があるじゃないか!
おれはどおすればええんや、と悩みつつ、
一先ず友人と京都二郎へ行くことに。
久々の味を楽しみに待っていた時にふと思いつきました。
覚え方③
「行列の掛け算で前は要素を横に、後は要素を縦に選んで行くので
行は横、列は縦」
ビバ旧課程!数C最高!
これは個人的に割と良い覚え方なのではないでしょうか?
そもそも「行列」を習っている人なら既に行と列の区別は付いていると思いますが、
まぁ僕みたいにあやふやな人もいるのでそこは良しとしましょう!
……というか、この覚え方、既にみんな知ってるのでは…?
いや、違うんです。自分で気づくのが重要なんです!
ではこれで終わりか…?と言われれば、最後に大きな問題が。
「じゃあ、行列習ってない人にはどう説明するの…?」
こう突っ込む人に対して、この言葉を送って締めたいと思います。
「ここまで読んだら流石に覚えてるでしょ!w」
ご精読ありがとうございました。
まだ覚えられない人は自分なりの覚え方を見つけてみてください!