第57話 『エモい』という、えも言われぬ感情

今日も相変わらずバイトが暇です。

特に日曜の午後なんて基本何もすることがなくて、

ただ思惟に耽るのみであります。

 

そんな中ただSNSを見てるだけではもったいないので、

今日は頭の中にあったことを文にしようと思います。

まあ一度、文にしたことはあるんだけどね。

 

 

さてさて、皆さん。

「エモい」

って感情を抱いたことはありますか?

 

2016年の今年の新語に選ばれたこともあるこの言葉。

感情を意味する単語“emotion”を由来としているらしく、

元々は音楽ジャンルの一つである“Emo”の楽曲を形容していたようです。

 

なおEmoについて僕は詳しくないのですが、

正に感情を揺さぶるような、哀愁漂う音楽であるようです。

おススメのEmo情報をお待ちしております。

 

ここから派生して今では、
・心が強く揺さぶられていること

・上手く言葉では表現できない感情

・ノスタルジックで哀愁漂うあの感じ

など、の意味で広く使われるようになりました。

(Wikipedia情報)

 

ネットの海では「エモいって何?」だなんて、

調べたらいくらでも出てきます。

そこで今回は僕なりに「エモい」について考えたので、

今日はそれを書き記したいと思います。

 

 

まずは自分がどのようなときに

「エモい」と感じるかを振り返ってみました。

 

やはり代表格は「朝焼け」、「夕焼け」でしょう。

https://twitter.com/_after_carnival/status/787932654872121344?s=21

 

他にも、

https://twitter.com/_after_carnival/status/962568492292517893?s=21

こんな1風景にもエモさを感じていました。

 

これらをみていると

そこに強いメッセージ性はなくとも、

「なんとなく良い」と感じたものが

エモの正体かもしれない、と感じました。

 

 

ここからさらに深く掘り進めていきましょう。

ではこの「なんとなく良い」の正体って何でしょうか?

 

 

僕は

「相反する状態が共存している事に由来する感情」

なのではないかと思うのです。

無意識のうちに「対比」を感じているのだと思います。

 

 

例えば、朝焼け、夕焼けは

明るい物事が動き出す「日中」

暗い物事が静まる「夜」

が入れ替わる時間帯にみることができます。

 

同じ場所でこの2つは基本的に共存できません。

光がある状態とない状態ですから。

ただ「意識の上では」共存できるのではないでしょうか?

 

「ああ、さっきまで『明る』かったのにもう『夜』になっちゃう」

 

このような感じです。

特に朝焼け、夕焼けは意識して見ることが多いため、

より意識の中に「対比」が埋め込まれているのだと思います。

 

他に僕がエモさを感じた1風景にも

「人」と「自然」、「陸」と「空」

など対比を読み取れます。

 

 

この考え方はやはりどの「エモい」感情にも共通していそうです。

ノスタルジックになるのも、

「今」と「昔」という対比が見てとれます。

 

また音楽に関しても、詳しくはないのですが、

調の外にある音を使った

「ノンダイアトニックコード」

とやらを入れるとエモく聴こえがちらしいです。

(https://zussie-piano.com/non-diatonic-chords/)

 

ここにも

「法則に従ったもの」と「そこから外れたもの」

という対比がありそうです。

 

 

ここまで自分なりに「対比」を見つけてきましたが、

まだまだ感じた「エモい」の正体を掴めてないものがいっぱいあります。

 

この正体を突き詰めてみたら、

自分の中に眠る知らない何か

が引っ張ってこれるのではないかと、

エモい感情に浸っている今日この頃です。